なぜリブラにはそこまで批判が集中するのか? フェイスブックの仮想通貨(暗号資産)である「リブラ」に対して、ここまで批判が集まるのは十分過ぎる理由があります。 リブラはステーブルコインとして提供されるから。 ステーブルコインとは、米ドルやユーロ、日本円などの法定通貨と連動する暗号資産のことを指します。 フェイスブックがリブラを発行する際に、発行予定のステーブルコインと同量の米ドルを準備金として保管し、事前に決められたレートで米ドルに換金できるようにする必要があり、これが規制対象の理由。 リブラがステーブルコインとして発行されると、これまで仮想通貨(暗号資産)が抱えていた一番の問題を解決することができます。 価格の安定性という通貨に求められる機能を、通貨バスケット制にすることで解決。 ビットコインが解決できない通貨に求めれる三大要素とは? 一般的に通貨として認められるために必要な三大要素は、 価値の保存機能 価値の交換機能 価値の尺度機能 ビットコインなどの仮想通貨に対しては、値上がりを期待して購入するという人もいますが、もっと多くの人が利用するためには「価値の交換機能」が求められます。 価格変動が激しいということは投資目的であれば魅力的ですが、決済手段として多くの人が安心して利用するためには価値の変動は魅力的ではありません。 価格の安定性がビットコインとは比較にならないほど高いのがリブラの特徴で、それが法定通貨を超えた世界的規模で使用されることを懸念しているから、G7で規制対策が必要だと言われます。 フェイスブックのリブラが狙う市場とは? 銀行が現在保有しているインフラを金融インフラと呼ぶとすれば、フェイスブックが獲得を目指しているのが情報インフラです。 15歳以上の年齢で世界中で銀行口座を持っていない人は約17億人もいると言われています。 なぜ銀行口座を持たないのか? ひとつは金融資産がないことが理由かもしれませんが、それ以前に金融機関が存在しない地域に住んでいるということもあります。 しかし金融インフラがないアフリカでも情報インフラはすでに整理されており、どんな地域に住んでいる人でもスマホを保有していますよね? そういう地域に住んでいる人が持っていない決済手段として、フェイスブックのリブラが活用できるんです。 価格変動が激しければ資産を持っていない人は利用しませんが、通貨バスケット制で価格がほぼ安定すれば、手持ちの法定通貨をリブラに変更して送金などの決済に利用すると思いませんか? 既存の金融機関や国家の金融行政などを全て覆す可能性があるからこそ、リブラに対する規制対策を徹底すべきという結論になるわけです。 ただリブラの狙う情報インフラでは、金融インフラと比較すると本人確認が甘いので、マネーロンダリングの温床になり得る。 これが各国の中央銀行がリブラ導入に反対する表向きの理由でしょう。 G7のリブラに対する見解の記事まとめ この記事では2019年7月17日に行われた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議での方針を中心として、各国代表のコメントなどを紹介してきました。 フェイスブックのリブラとは、 ステーブルコインとして発行 通貨バスケット制で価格が安定する 金融インフラから情報インフラの活用 銀行口座を持てない地域の人でも利用できる決済方法 マネーロンダリングの温床になり得る 各国中央銀行はリブラ発行に慎重な姿勢 フェイスブックのリブラが発行されると国も地域も関係のない新たな通貨圏が登場し、各国の中央銀行や金融機関にとっては脅威でしかありません。 民間企業が国家を超えることを行うのが認められるのか。 フェイスブックに関してはこれまでも個人情報流出やアメリカ大統領選挙での情報操作という疑惑もあるので、まだしばらくはリブラの発行に時間がかかる気がします。

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FBのリブラはG7でも規制対策が必要な暗号資産(仮想通貨)

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リブちゃん
フェイスブックのリブラの発行って難しいのかな?
マネーロンダリングや情報管理の面で不安があるし、基軸通貨から見てもまだ認められないみたい。
ビットくん
リブちゃん
なんか難しい話っぽいんだけど、もう少しわかりやすく教えて!

2019年7月17日に行われた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、フェイスブックが発行予定の暗号資産のリブラについての協議が行われました。

そこで議題にのぼったリブラに対する批判的なコメントや考え方は事前に報道されていたものと一緒でした。

G7でも重大な懸念事項と言われてしまったリブラは今後どうなってしまうのでしょうか。

リブラを巡る各国代表の発言は?

G7での発言、その数日前の各国代表のリブラに対する発言をまとめて紹介すると・・・

トランプ大統領

  • 社会の評価と信頼をほとんど得られないだろう。フェイスブックが銀行になりたいのなら、全ての銀行規制に従わなければならない。
  • 暗号通貨は好きではない。通貨ではないし勝ちも不安定だ。リブラの評判は高いと言えず、信頼性もない。(ツイッター)

パウエルFRB議長

  • 最高水準の規制対象とすべきだ。どのようなリスクが有るのか徹底的な評価が必要だ。
  • プライバシーやマネーロンダリング、消費者保護、金融制度の安定性などの点で重大な懸念がある。(米下院)

ムニューシン米財務長官

リブラはマネーロンダリングやテロ資金に悪用される心配がある。国家安全保障上の問題がある。

麻生太郎財務相

日本としても、国際的な連携を緊密にしつつ、対応を詰めないといけない。

黒田東彦日銀総裁

  • 支払手段に使われれば経済や金融に影響がある。国際的に強調して必要な対応を検討する
  • 決済手段として十分確保し得るのか、決済・金融システムにどう影響をし得るのかを含めて、動向を注意深くみていきたい。(記者会見)

カーニー総裁(イギリス)

リブラなどの技術革新への取り決めは、始まる前に準備しておかないと行けない。(講演)

ビルロワドガロー総裁(フランス)

技術革新へのオープンさと、規制徹底のバランスを望んでいる(スピーチ)

事前の発言内容も含めて、各国代表がこれだけフェイスブックのリブラに対して批判的だったので、G7でも規制対策が必要な暗号資産という認識で協議が行われたということも納得できますよね。

なぜリブラにはそこまで批判が集中するのか?

フェイスブックの仮想通貨(暗号資産)である「リブラ」に対して、ここまで批判が集まるのは十分過ぎる理由があります。

リブラはステーブルコインとして提供されるから。

ステーブルコインとは、米ドルやユーロ、日本円などの法定通貨と連動する暗号資産のことを指します。

フェイスブックがリブラを発行する際に、発行予定のステーブルコインと同量の米ドルを準備金として保管し、事前に決められたレートで米ドルに換金できるようにする必要があり、これが規制対象の理由。

リブラがステーブルコインとして発行されると、これまで仮想通貨(暗号資産)が抱えていた一番の問題を解決することができます。

価格の安定性という通貨に求められる機能を、通貨バスケット制にすることで解決。

ビットコインが解決できない通貨に求めれる三大要素とは?

一般的に通貨として認められるために必要な三大要素は、

通過に必要な要素

  1. 価値の保存機能
  2. 価値の交換機能
  3. 価値の尺度機能

ビットコインなどの仮想通貨に対しては、値上がりを期待して購入するという人もいますが、もっと多くの人が利用するためには「価値の交換機能」が求められます。

価格変動が激しいということは投資目的であれば魅力的ですが、決済手段として多くの人が安心して利用するためには価値の変動は魅力的ではありません。

価格の安定性がビットコインとは比較にならないほど高いのがリブラの特徴で、それが法定通貨を超えた世界的規模で使用されることを懸念しているから、G7で規制対策が必要だと言われます。

フェイスブックのリブラが狙う市場とは?

銀行が現在保有しているインフラを金融インフラと呼ぶとすれば、フェイスブックが獲得を目指しているのが情報インフラです。

15歳以上の年齢で世界中で銀行口座を持っていない人は約17億人もいると言われています。

なぜ銀行口座を持たないのか?

ひとつは金融資産がないことが理由かもしれませんが、それ以前に金融機関が存在しない地域に住んでいるということもあります。

しかし金融インフラがないアフリカでも情報インフラはすでに整理されており、どんな地域に住んでいる人でもスマホを保有していますよね?

そういう地域に住んでいる人が持っていない決済手段として、フェイスブックのリブラが活用できるんです。

価格変動が激しければ資産を持っていない人は利用しませんが、通貨バスケット制で価格がほぼ安定すれば、手持ちの法定通貨をリブラに変更して送金などの決済に利用すると思いませんか?

既存の金融機関や国家の金融行政などを全て覆す可能性があるからこそ、リブラに対する規制対策を徹底すべきという結論になるわけです。

ただリブラの狙う情報インフラでは、金融インフラと比較すると本人確認が甘いので、マネーロンダリングの温床になり得る。

これが各国の中央銀行がリブラ導入に反対する表向きの理由でしょう。

G7のリブラに対する見解の記事まとめ

この記事では2019年7月17日に行われた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議での方針を中心として、各国代表のコメントなどを紹介してきました。

リブラの特徴や注意点

  • ステーブルコインとして発行
  • 通貨バスケット制で価格が安定する
  • 金融インフラから情報インフラの活用
  • 銀行口座を持てない地域の人でも利用できる決済方法
  • マネーロンダリングの温床になり得る
  • 各国中央銀行はリブラ発行に慎重な姿勢

フェイスブックのリブラが発行されると国も地域も関係のない新たな通貨圏が登場し、各国の中央銀行や金融機関にとっては脅威でしかありません。

民間企業が国家を超えることを行うのが認められるのか。

フェイスブックに関してはこれまでも個人情報流出やアメリカ大統領選挙での情報操作という疑惑もあるので、まだしばらくはリブラの発行に時間がかかる気がします。

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